ボブディランの岩戸隠れ
数日前のこと。
www.huffingtonpost.jp
【マダム】ザマさん、ボブ・ディランがノーベル文学賞受賞ですって。
【ザマ】ボブ・ディランがノーベル文学賞とは!好きだからいいけど。
「トレインスポッティング」で知られるスコットランドの小説家、アービン・ウェルシュノーベルのディランの選出への酷評が面白かった、
「私はディランのファンだが、これは、もうろくしてわめくヒッピーらの悪臭を放つ前立腺がひねり出した検討不足で懐古趣味な賞だ」
トレスポぽい。
【マダム】ちょっと前に、IBMが自社開発AIの「ワトソン」とボブ・ディラン対話させるCMがあったんですが。
このCMを観てしまった時と同じような違和感、ヤラシさを感じてしまいました、
授賞に関して。いや、全くもっていやらしい。他の人はいい。だが、彼に手を出すべきではなかった。
この寒気のするIBMのCMはその後二度と観なくて済んだけど(テレビあまり観ないから)、
…
さて、ニュースリリース明けて翌週今日現在、当の本人と連絡が取れていないんだそうだ。
神は天の岩戸にお隠れになりました。
確かに今世紀最も偉大な詩人の一人ですが、そんなの今更権威サイドが言う必要あったのか。
取り込まれた時点で、
「私たちわかってるでしょ」のアティテュードに利用されてしまったかのような、
ボブ・ディランの処女性は、永遠に喪われてしまった。
そして何よりもコトの本質は、
これだけ反戦を、くだらない大人達の事情を、自然を愛する尊さを、武器を捨てることの重要さを歌ってきたのに、
世界は一向に良くなるどころか、
破滅に向かってる。
宗教は狂人を生み出し、
政治家は戦争で金を儲け、親達はスマホに夢中で子供を顧みない。
アメリカの子供は銃を持ち、アジアの子供はビルの屋上から身を投げる。
俺の歌でお前ら何か変わったか?
自由について考えてみたか?
この世界の有り様はどうだ?
果たして本当に今君は、幸せかい?
この問いに向き合ってから、授賞すべきだったよ、選考委員。