斜陽世界のエレクトロミュージック
斜陽感。
欧州エレクトロミュージックシーンを席巻している「気分」はコレなんじゃないかと思う。
叙情的、繊細、メランコリック。
浮遊感、トリップ、時々エキセントリック。
UKからはFKA TWIGS、以前このブログ内でも言及したHONNE、
sukinisaseteyo.hatenablog.com
ドレイクやビヨンセの妹・ソランジュコラボで火がついた「スピリチュアルヴォイス」のSampha、
今週のヘビーローテションは次世代エレクトロR'n'BデュオのTwo another。
(70年代ソウルをバックグラウンドに持つ白人2人、J Dillaのフォロワーらしい。そうかそうか。)
上がり過ぎず下がり過ぎずが丁度いい。
極太ベースラインとセンシュアルなメロディが効く。
soundcloud.com
フランスからはFrench Kiwi Juice。
パーティ明けに皆んなで自転車に乗ってドライブしたんだ、みたいな、なんてことないPV。
成る程、Skyline。
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もう1人フランスのDJ Kartellのこのビデオはまさに欧州の「今」が濃縮されているような一本。昨年リリースされた新譜「Last Glow」より
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アルバムタイトルにもなっている「Last Glow」
緩いのにどことなく乗せられていく疾走感が病みつきに。
soundcloud.com
翻って日本では子供向けアニメの主題歌すらもEDM全盛になっていて=所謂業界のA面とでも言おうか、「そんなに子供の脳までドライブさせないでくれ」と、うんざり至極。
でも子供のスピリッツに斜陽は要らないから、
これはやはり大人の嗜みというところ。