ヒデとマダムの問わず語り 〜好きにさせてよ〜

とあるアンダーグラウンドなバーのオーナー「ザマさん(ヒデ)」と70年代生まれの通称「マダム」が、アート中心に好き勝手語るバーチャルサロンです。よろしくどうぞ。

ヒデの映画評

ヒデの映画評 〜ベルリン 天使の詩『分断と統合』〜

先日、鎌倉の川喜多映画記念館で、数十年ぶりに『ベルリン天使の詩』を観てきた。 「子供が子供だったころ、自分が子供と知らず、全てに魂があり魂は一つだと思っていた」 という詩の一節からはじまる『ベルリン天使の詩』には、いくつかの対比(分断)が、…

ヒデのつぶやき映画評 ~マーチン・スコセッシ『沈黙』を観て~

マーチン・スコセッシ監督の映画『沈黙 サイレンス』を観た。かつてスウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督の作品にも邦題が同じ『沈黙』という、神の不在を描いた映画があった。 遠藤周作の原作を読んでいない僕は『沈黙 サイレンス』も神の不在を…