【マダムの備忘録】最近読んだ本
年明け、無性に読みたくなって手に取った
ヘッセの『デミアン』、
社会不適合者であったヘッセのファーストヴィジョンクエスト。
まま、火がついて、『知と愛』。
要はバランスだよね、と一言に纏めてしまえるのが現代人であるが、そればかりではない苦悩・あがき・救済に至るまでを読むことで、改めて己を省みる。
- 作者: ヘルマン・ヘッセ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: Kindle版
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エロスの嗜みにと思いきや、自由への疾走伴奏曲であった『チャタレイ夫人の恋人』、相当にロックな人妻の軌跡。
- 作者: D.H.ロレンス,David Herbert Richards Lawrence,伊藤整,伊藤礼
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/11/22
- メディア: 文庫
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カザフスタン純愛文学の声名高い
『この世で一番美しい物語』(なぜこの邦訳にしたし…)。
一昨年初めて読んでその幻想度、エロティシズムのベクトル、喪失感、諸々の完璧具合に久々虜になった文学『リゲーア』再読。
なんと作者はルキノ・ヴィスコンティが撮った映画「山猫」の原作者であった、成る程ネ。
そのまま、ブックオフで目について買ったフランチェスコ・アルベローニの『エロティシズム』(表紙も気に入り期待して買ったのだが、これがまた驚くほど頭に入ってこない。
現在御蔵入り)
- 作者: フランチェスコアルベローニ,Francesco Alberoni,泉典子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/01/18
- メディア: 文庫
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亭主購入後、塩漬け書籍だった赤塚不二夫対談集『これでいいのだ』。
- 作者: 赤塚不二夫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10
- メディア: 文庫
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特にタモリとの対話(二人の出会いから思い出の数々、ユーモアの共通認識など。
これを読んでから再度タモさんの白紙弔辞を読むと更に理解が深まるのであった。
続く柳美里女史との対話はストレスが溜まるるばかりなので飛ばすのがお約束)が面白く。
アメリカ文学の遅咲き主婦が書いた
『ハートブレイク・カフェ』(アメリカ人里離れた土地のカフェが舞台・女性主役・希望と再生というコンセプト、最後のアガり方、『バグダッド・カフェ』に何処と無く似ているが、帯に『読んだ人は必ずや癒やされる』との記述あり、否定出来ない故にこそばゆい、が、いかにもアメリカ的な、映画的な、素敵な物語)
- 作者: ビリーレッツ,Billie Letts,松本剛史
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/01
- メディア: 文庫
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ポーカーを勉強したくて買った『マーヴェリック』(ジョディー・フォスターとメル・ギブソンで映画化の)、
風呂に浸かりながら読んだ椎名誠の
『あやしい探検隊 北海道乱入』
- 作者: 椎名誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: 文庫
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『書を捨てよ、街に出よう』と、寺山修司は言うが、街に疲れた時に救いになるのはやはり一冊の本なのである、と思うのであった。