【ドープなユートピア】〜マダムの独り言〜
クーリエジャポンWeb版で、
こんな記事を見つけた。
ONUKA「1986」。
2分36秒辺りから耳を澄ませると、
緊迫した異国の人の声が聞こえる。
伸びやかなボーカルに荘厳なメロディー。
フジロックで聴いてみたいな…
山々にこだまする静謐な叫びが、福一、核世界への想いと共鳴するに違いないでしょう。
もう一つ、
一昨年辺りに'Chill One Radio'という仏ネットラジオで偶然拾った曲「Dopia」。
「The Sushi Club」というなんともチープ&ファニーな名前の日独ハーフアーティストのようで、「Nikujaga」「Sakura」なんて曲がてんこもり。
さてこの「Dopia」、「ドープなユートピア」を縮めた造語なのか、この観念もまた妙な馴染みの良さで、私達の意識に混ざり合ってきます。
リリースは05.06.2011、
つまり、311から2ヶ月足らず。
トラックに乗っかってる上音はどこかふざけているようで、なんとも言えない脱力感に中毒注意。
そしてサンプリングされているのは日本人少年の声。
「さぁ、戻ろう?
僕らは、
外では生きていけないんだよ」
「迎えに?」
合間に、電波が混線しているような「ジジジ…」という音。
曲の終わりには、結構深遠な気分になっていると思います。
日本も間もなく原爆投下経験日と、終戦記念日を迎えるにあたり、改めて。
8月6日:広島原爆投下日
8月9日:長崎原爆投下日
8月15日:終戦記念日
6+9=15