ラッセンはポルノであり、バブルにおけるプロパガンダであった
【マダム】今日はザマさんとラッセンについて考察してみたいんだけど。
本日はオブザーバーにO女史が来てくれました、
よろしくお願いします。
最近ラッセンを再考してるブログを見かけたり「ラッセンとはなんだったのか」なんていう書籍も出てたりして、
「あ〜、あったね!」
なんて思ってたわけなんだけど。
年末ね、ウチに遊びにきた女友達が、「これ要る?」と持ってきたのがラッセンのカレンダーだったんですよ、ラッセン!
え!ウチも要らないよ笑!てかなんで持って来たしwwと突っ込んだところ、
「いや、もしかしたら使うかなと思ってww
あたしも隣のおばちゃんから貰って困っちゃってさぁ〜。
もしかしてお宅使うかなと思ってw」とのこと。
ま、頂き物を捨てるのは忍びないですしね、
「そりゃそうだよねぇ、要らないよねぇ、ゴメンねゴミ増やしちゃって〜笑」
となったわけですが。
【ザマ】あれはクソです。
【マダム】例えばですが若かりし頃デートした相手が、
「俺アート観るの結構好きなんだよね〜」
「ええ、そうなんだ。例えばどんな?(ワクワク。私はヨーロッパの世紀末が好きだけど…)」
「やっぱラッセンとかかなあー」
ってなった段階で、もう次はないなとなってたわけですよ。
音楽やアートに対するベクトルの持ち方は一つの指標ではあったわけですが、
それにしてもラッセンのあの気まずさ?
段々と迫ってくる気恥ずかしさってのは一体なんなんでしょうね?
【ザマ】ラッセン好きの彼には
「イルカに喰われてしまえ!」と言ってやりましょう。
【O】イルカに喰われろwwww
久々にラッセンの絵でも見てみようかと検索したら、ヤンキー絵画ってかかれてた。
その上、
>しかしラッセンとは何だったのか。何の恥部だったのか。
恥部扱いw
【ザマ】ラッセンは何の恥部だったのか。読みました。
結論を言うと。
イルカに喰われろ。
【O女史】キラキラとした月明かりの下、イルカに喰われろ!
ザマさんのラッセンに対する強気、猛々しいっす。
【マダム】絵画とかってよく、
「見る側に訴えかける」
「語りかけてくる」
とか言うじゃないですか。
まあモノによっちゃあ取り込まれるっていう言い方もしたくなりますけど。
私も今改めてラッセン絵画をぐぐってみて、、結果、
「ラッセンはポルノ映画」
という結論に至りました。
エコロジー、
地球とそこに生きる生物、月光や太陽の光、
そして豊かな海、熱帯魚、ヤシの木やピンク色に染められた雲…
それら全てがあの画から、
「ほらほら、オマエらこれが好きなんだろォウ?ほらほら〜、欲しいって言ってごらん〜?」
と語りかけてくる、否、見せつけてくる。
もっというと押し付けてくるんですよね。
押し付けがましい。なんかうるさいよお前、と。
【O女史】痴漢!
【ザマ】ヤンキー絵画の所以。
【O女史】藤谷美和子と付き合っていたのは本当だろうか。
【ザマ】書いてあったね。
【マダム】ラッセン超金持ってるだろうしね〜、付き合ったらハワイだし、いいよね。そういや数年前、一人でぶつぶつ言いながら小田原駅前を歩いてたってニュースがあったな…
Afterラッセンだったとしたら、何があったんだろう…(勘繰り)
【ザマ】ラッセンの絵は、一種のプロパガンダ絵画だね。それもかなり安っぽい。
北朝鮮のプロパガンダ絵画に共通するものがあると思うのは僕だけだろうか?
だからそれをアートだと思っている人に一言言いたい。イルカに喰われろ!
【マダム】とんでもない参考資料が出てウケるwww
けど、そうだね。その通りだと思いますね。
狂乱と喧騒の80年代において、
ラッセンがホラホラ〜こんなのあるヨォ〜と差し出したエコロジーとスピリチュアリズムのプロパガンダは、激しく泡にまみれた世界にとって、かなり眩しく感じられたんじゃないでしょうかね。
ハワイに行く人口もぐっと増え、
ポストカードなんかをトイレに貼りながら、
「あ〜、いいなーまた行きたいナーハワイ…」
などとウットリするには十分すぎる影響力を持ったのではないかと推察します。
wiki見てみたら、
「2005年来日時、ロンドンハーツで青田典子のヘアヌードを描いている」
って記述があったんだけど、
これなんかも結構イラッとするw
【ザマ】エコロジーやスピリチュアルをテーマにした派手な色彩でファンタスティックな絵面の裏にバブル的な欲望を喚起する装置が仕組まれているのが嫌ですね。
【マダム】でも、もし…もしよ、もしラッセンに、
「君を描いてみたいんだ」
って言われたら…
「…イエス!!!」
って言っちゃうかも〜w
…ま、アレですよ、
「イヤよイヤよもスキのうち」ってやつよね、きっと。
あはははは笑